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ぼくらの祖国

2013/09/23

ぼくらの祖国 [単行本]
青山 繁晴 (著)
(Amazonより参照)



内容


(Amazonより参照)
あなたは祖国を知っているだろうか……?
「ぼくは知らなかった」と著者は言う。なぜだろうか? 日本の学校では教えないからだ。日
本の大人も語らないからだ。子供も大人も、あなたもぼくもみんな日本国民だ。しかし日本を
祖国として考えたこと、はっきり祖国として意識したことが、どれほどあるだろうか?
 なぜ、日本の学校では祖国について教わらないのか? なぜ、日本の大人たちは祖国を語ら
ないのか? それは戦争に負けたからだという。
 しかし、世界の多くの国が戦争に負けた歴史を持っている。それなのに、日本のように祖国
を教えない国はない。戦争の悲惨を知り、平和を大切にすることと、祖国を語らない、教えな
いことは、同じではない。それどころか、平和を護るためにこそ、祖国をしっかり語ることが
欠かせないのではないのか?
 著者自身が訪ねた、被災直後の東北、福島第一原発事故現場、硫黄島、沖縄本島白梅の塔等
…… それぞれの場所で祖国のために命を捧げた人たちの姿、そしていまも現場でしっかりと
生きている人々との邂逅を通じて、浮かび上がってくる祖国像を、著者の導きで考えていく。
強く立派に生きた人たち、そしていまも世のため祖国のために生きる人たちの姿は、大きな感
動を呼ぶ。
 また「日本には資源がない」という“洗脳”の下、なぜか報道機関がほとんど報じない、祖
国を資源大国への道へと導く全国民要注目の「資源」とは何か?
 読む者の心のなかに「祖国は甦る」と強い想いを植えつけてくれる、著者渾身の新作!

ぼくらの祖国


目次


明けの星の章
平壌の日の丸の章
永延の声の章
硫黄島の章
手にとる気希望の章
海鳴りの終演
ふしぎの本


明の星の章(祖国について)


一の節
 きみは祖国を知っているか。
あなたは祖国を知っていますか。
ぼくは知らなかった。
なぜか。

 学生時代に「祖国とは何か」を考えたり、意識することは難しい
日本以外のすべての国ではふつうだという

四の節
 琉球大学の学生のEメール
「自分の欲求、私利私欲だけを追求し続けて死にたくない。人のためにいきたい。人のため、
社会のため、公のため、生きたい。人のためになら、たった一度の人生を頑張れる、克服でき
る。そう思いました」
この青年にも、無気力だと思うはかない生活が、きっと現実にあったのだろう?


平壌の日の丸の章(拉致について)


一の節
 戦争に負けたということは、実はちっとも特別なことではない。
前述したように、世界の主要国はすべて、勝ったり負けたり、負けたり勝ったり勝ったり負け
たりの歴史を繰り返してきた。
 北朝鮮という国は、政府の職員である「工作員」を日本へ送り込み、新潟の海岸で近くで待
ち伏せし、通りかかっためぐみちゃんの腹をまず殴り、背中を丸めてうずくまるめぐみちゃん
の首筋を空手の手刀で殴って崩れ落ちたところを袋に詰めたんじゃないかと考えられている。

三の節
 ぼくたちが祖国を知る、知らなければならない、知ることによって新たな希望が拓いていく
とは、こういうことを言うのだ。

四の節
 なぜ自衛隊だけが(世界で)、日本だけがこうなのか。
それは、世界の諸国民のうち日本国民だけが学校でも社会でも「祖国」を教わらないことと、
とても深い関係があるんじゃないか。


永遠の声の章(原発について)


十一節
 ぼくは思わず、「週刊誌には、作業員は高い日当目当てにだと書いてありましたが、違いま
すね」と聞いた。
「日当?そんなもん、しらん。ここにいる奴はみんな、青山さん、あなたが見ている通りね、
俺たちがやらなきゃ誰がやる、福島国民のため、日本国民のためにやってるんだよ」

 そして「青山さぁん、よくぞ、こんな最前線の奥深くまできてくださいましたなぁ、ありか
とう、ありかとう」と大声で繰り返される。
これが戦うリーダー、吉田晶朗所長だった。

十二の節
吉田さんの直の案内で免震重要棟の中を回りながら、この吉田さんが「こんな最前線の奥深く
まで、よくぞ」と何度も繰り返したのが、ぼくの耳に残っていた。
それは良心派の政府当局者が「専門家が誰も、構内に入りたいとオファーしない」と言ったこ
とと響きあってるているのではないか。


硫黄島の章(硫黄島について)


一の節
 わたしたち日本人には、長いあいだ、それは六十年以上も、忘れ去った領土がある。

五の節
 降りて土下座した。土下座は生まれて初めてだった。滑走路のコンクリートを撫で回して、
手のひらをじっと当てて「この下にいらっしゃるみなさまがた、こころから申しわけございま
せん、何ということか、皮肉なことにアメリカの映画監督が思い出させてくれるまで、ぼくた
ちは、みなさなのことを忘れていました、何ということでしょうか。ようやく目が覚めて、や
っとここに参りました」

九の節
 青山さん、私は今まで防衛庁に、自衛隊に何十年もいたけれど、憲法も変わらないし、この
国はどうせこんなものだと思っていました。だけどそんなこと関係ないと、今日わかりました
よ。あなたとあの地下壕にいて、よくわかりました。自分が定年になって退職しようが、そん
なこと関係ない、自分が命ある限りは祖国再建のためにやらなければいけないことがあるんだ
なと、私は今日、それがわかりました。


手にとる希望(メタン・ハイドレートについて)


五の節
 メタン・ハイドレートはカタカナばかりで難しそうだが、実は難しくない。メタンは天然ガ
スの主成分だから、要は天然ガスの一種である。

六の節
 太平洋側もメタン・ハイドレートは確実に賦存する。しかし砂とメタン・ハイドレートが分
子レベルで混ざり合い、結合してる。そのために政府主導のコンソーシアムが十年掛けても、
なかなかメタン・ハオドレートの実物が確認できなかった。そのために、大きな塊でころころ
と見つかった日本海側のメタン・ハイドレートが「なきもの」にされてきた、これが恐るべき
日本の現実のひとつである。


青山繁晴さんは熱い人


 作者の思いが、本文を読んで、届けることできたでしょうか。
作者の青山繁晴さんは、熱い人です、私はこの人をポットキャストの「ザボイス そこまで言
うか」でファンになりました、今ではこれを聴くのを心待ちにしています、作者の名前はかな
り前から知っていました、ですがそれほどには興味を抱きませんでした、テレビの枠の中で
は、作者は変わり者に写りました、

 ホットキャストから本内容は、ほとんど知っていました、メタン・ハイドレートの件は、前
々から聴いて関心を強くしてます、日本そのものを変える大きな資源です、にも関わらず進展
しないことに苛立ちを感じます。
 自分たちの利権も大事でしょう、しかしもっと世界を見て日本がどうあるべきか考えてもら
いたい。
 宇宙開発で、経済産業省と文部科学省がロケットを上げたときは、失敗が多かった、JAXAに
なって民間企業と連携を取ることで上手くいってる、自分の保身をまず先に考えるお役人組織
では、無駄な時間を費やすだけです。

 硫黄島の件も聴いたときには驚きでした、遺骨収集ができないのは、滑走路をはがす予算が
ないからだそうですが、祖国のために闘って死んでいった英霊に対して我々がやることでしょ
うか。

 原発についてもさまざま話を聴く度に、憤りを感じます、私は、原発は停止しても危険なら
ばより安全な原発は可動し、その間に別のエネルギーに切り替えるべきだと考えます、一般家
庭で危険と知っていても使わざるを得ないことは、あるでしょう。
 とにかく日本国民の意識が正しい方に向かえば、政府も変わるしかないんです、それからお
役人も責任を取るシステムが必要です。


メタン・ハイドレート


メタンハイドレート採取が開始


メタン・ハイドレートの壁もあります。


【青山繁晴】メタンハイドレートの可能性と既得権益の壁[桜H23/6/24]


原発関係と硫黄島


 汚染水に関しては、報道の内容とニアンスが違います、そして硫黄島に関しては進展があり
ます。

2013/09/19 ザ・ボイス 青山繁晴 ニュース解説「安倍総理が福島第一原発を視察 5、6号
機の廃炉を要請」「防衛省が、硫黄島に通信傍受施設設置へ」など


まだまだ興味を引く内容があります。



「孤立しているのは中国と韓国!日本は孤立していない!」【青山繁晴】


【悲報】将来的は中国系や韓国系の大統領が誕生?青山繁晴さんが、アメリカ政治の人材不
足を指摘。


【青山繁晴】戦後初の我が国スパイ組織計画を大暴露!


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